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幸運の印? オッドアイ猫との一瞬の出会い

 娘が小学校に入ってからのことである。家族で生家を訪れると猫が二匹いた。片方は以前からなじみのメス猫「チョボ」だったが、もう片方は白猫で体の大きさもさほど変わらない。どうしたのか尋ねるとチョボの子供で1歳のオスだという。

 しばらく、お茶を飲みながら歓談した後、縁側に出て猫たちを観察すると、白猫が警戒しながらこちらを見ている。その時、私はあることに気が付いた。その猫は何とオッドアイだったのだ。写真では見たことがあるが、実物を見るのは初めてである。

●そもそもオッドアイとは?

 オッドアイとは、左右の眼が金目(ゴールドアイ)・銀目(ブルーアイ)と異なる色の猫を言い、昔から「幸運の印」と言われていた。白猫や白い毛の面積が大部分を占める猫にのみに現れ、その確率は0.3パーセントと極めて低い。その希少価値から「幸福をもたらす」とされ、神秘化されてきたのだが…。

 実はオッドアイ猫にとっては不幸なことだったことを、私は後で知った。そもそも、白猫は青い目を持って生まれることが多く、4分の1がオッドアイになると言われる。その青い目の側の耳に障害が出やすいというのだ。

 また、オッドアイは短命だという説もある。完全室内飼いの場合はどうなのか、はっきりとはしない。野生(野良猫)の場合は、全身白色というだけで目立ってしまう。オッドアイかどうかにかかわらず、生存には不利な条件となるのはいうまでもない。

●オス猫にはなぜかモテなかった…

 さて、くだんの実家のオス猫の話に戻ろう。初めてオッドアイの実物を見た私は、心を躍らせてカバンからカメラを取り出し、近づいた。するとカメラを構える前から、オス猫は距離をとろうとするではないか。あいにくズームレンズではないので、私もそっと距離を縮める。するとオス猫は花壇に入り、木陰に逃げる。仕方なくシャッターを切るが、バカチョン・カメラ特有のピンボケになってしまった。残念!

 1歳を過ぎた生家のオッドアイ君はその後、多くのオス猫がそうであるように旅に出て、再び戻ってくることはなかったという。少しニュアンスが違うかもしれないが、一期一会ともいうべき出会いだった。

 それにしても、初対面ですぐになつく猫はすべてメス猫だった。オス猫とは飼い猫である「ジン」以外、相性が悪いのだ。ちなみに人間では、妻以外の女性にモテた記憶はあまりない。

猫③ (2020年10月-01)

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紙袋大好き―ピッタリ合うぞ

 猫は狭くて包まれるような場所が大好き。そこでさっそく、部屋の片隅にとりあえず置いたデパートの買い物袋を見つけ、中に何が入っていようとおかまいなしにすべり込み、まんざらでもない面持ち…。紙袋は丈夫そうでデザインもよく、店名などの余分な文字が入っていなかっただけに、「もったいない」という悔しさと、「かわゆい」という幸福感の狭間で揺れる私であった。
(JIN、満5歳)

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