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文章の校正と校閲の違い

 
 校閲という言葉は、2017年に放映された「校閲ガール」によってすっかり有名になりました。ドラマをご覧になった方は、校正と校閲との違いをおおよそ理解していると思います。ただし、校閲の仕事が編集・校正の仕事と別組織で行われるのは、大きな出版社や新聞社であり、小さな出版社や編集プロダクションなどでは、編集業務の一環として行われます。ここでは校正と校閲の違いについて説明していきます。

編集業務の中の校正とは

 校正という仕事は、文章の入力ミスや文法的な誤りを修正するのが中心ですが、わかりづらい表現や重複気味のくどい表現などを手直しする作業を伴います。その際、明らかに事実関係が間違っている個所は訂正しますが、校閲部門が別にある場合は、事実関係の確認や訂正作業はそちらの仕事となります。

 編集部門の仕事は多岐にわたります。まず書籍(または雑誌)の企画から始まり、執筆者との交渉・打ち合わせ、本の台割決定、上がってきた原稿のチェック、本の装丁・本文レイアウト・写真イラストの手配、校正、印刷進行管理…などと続きます。企画を除けば、いわばコーディネータ兼進行管理係といったところですが、その中で、自ら作業をしなければならないのが校正で、最も時間がかかり神経の疲れる仕事となります。
 ※なお、編集部門内にデザイナーやカメラマンなどの社員がいる場合もあります。

校閲の仕事とは

 校閲の仕事は、校正のように文章そのものの誤りやわかりづらさを修正し、品質を高めるものではなく、あくまで内容的な誤りの発見と修正を行うものです。特に、人名や地名、団体名などの固有名詞とそれに関連した事項に関しては、常に疑いの目を持って読み、少しでも心にひっかかる箇所があったら、事実関係を確かめます。今はネット社会なので調べるのは簡単になりましたが、逆に信頼性は低下しています。書籍も含めて、複数の情報源に当たる心がけが大切です。

 出版界では校閲の専門部署がない中小企業が多く、校閲は編集部門が行うことになります。校正と校閲を同時に行うのはかなり負担が大きく、専門的な内容が多い原稿は外部の専門家に委託します。また、本の内容によっては著者校正で用が足りることもあります。

 なお、校閲は作者以外の人がするのが原則ですが、自分の原稿でも資料の引き写しが多い場合や、記憶に絶対的な自信あるとは言えない場合、念のため確認作業をする必要があります。人間である以上、転記ミスや勘違いは必ずあるものです。

〔関連ページ〕  文章の推敲と校正の違い  文章の添削とリライトの違い
           文章を書く仕事がしたい!〔夢ガイド〕

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