わかりやすい文章の基本=悪文を直す
(文章講座1)
第1章 文の構造と悪文(重複表現・ねじれ文等)について (主語の省略、悪文の見本、ねじれ文が起こる仕組み…など) 第2章 読みやすい文章のための10の基本 (接続詞の種類、句読点、段落、文体…など) ※内容一覧は下段へ |
うまく書こうとすればするほど、わかりづらい文章になる?
うまい文章が書きたいとは、誰もが思うもの…。では、「うまい文章」とはどんな文章でしょうか? エッセイなら「味のある文章」、小論文や広告コピーなら「説得力のある文章」ということになるのでしょか。
でも、どちらも大前提として「わかりやすい文章」であることが求められます。わかりやすい文章とは、読みやすい、つまり「1回読んだだけで、内容がしっかりと頭に入る文章」と置き換えてもよいでしょう。
文章を書き慣れていない初心者の場合は、皮肉なことに、うまく書こうとすればするほどわかりづらい文章になってしまいます。また、かなり書き慣れた方の文章でも、「ここを直せばわかりやすくなるのに…」と思われる箇所がたくさん見つかります。
一見、達者な文章のように見えても、わかりづらくては読者はよほどの義理がない限り読んではくれません。また、何とか読んでくれたとしても、思想や感動は十分には伝わりません。文章の難解さと、書かれた内容の高さはまったく別物です。わかりやすさこそは文章の命なのです。
わかりやすい文章を書くためには基本が大切
「文章講座1」は、次のように2つの章から成り、合計16のテーマに分かれています。
ところで、あなたは次の4つの「悪文」を上手く書き直せますか?
下の①~④の文はいわゆる悪文です。その理由と直し方を考えてみてください。
※答えと詳しい解説は「⇒の右」をクリック
①「大きな花柄の箱」 「いまだに未解決である」
⇒修飾語で気をつけること|つい書いてしまう意味の重複
⇒文の種類とねじれ文が起こる仕組み
③私は先週の日曜日に高校時代の友人から借りたCDを聞いて素晴らしいと思った。
⇒文章を読みやすくする句読点の働き
④電車が三十分位遅れた為だということは、知っている筈だ。
⇒難しい漢字の使用について|背伸びや気取りは禁物
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