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  自分史の書き方―目的、準備から文章作法まで

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自分史の書き方―目的、準備から文章作法まで

 
 かつて、自分史を書くことが、ひそかなブームを呼びました。当初、「高齢者の苦難と成功の物語」というイメージが強かった自分史は、今やあらゆる世代で「人生の節目」に書く、自分のための自分史となりました。ここでは、多くの方々に自分史を書くことをおすすめするとともに、その目的意義構想から準備文章作法までを一通り解説していきます。

自分史は、これまで生きてきたことの確かな証し…
自分が分かる。自信が持てる。未来が見える

 あなたはこれまで生きてきた自分に自信が持てますか? 自分と家族、社会、仕事、目指すべき道と歩いてきた道のり、未来への展望…。「自分のことは自分がいちばんよく知っている」とは誰もがいうセリフですが、本当にそうでしょうか?

 自分の歴史を振り返ってみると、ふだん忘れていることや、自分が見て見ぬふりをしていたことが見えてきます。そんな自分を再発見し、過去の失敗に学びつつ、自己肯定的に整理してみましょう。

 自分史を書くことは、自分が生きてきた時代と社会にしっかり足をつけて、未来に向けて力強い一歩を踏み出すことです。この世にひとりしかいない自分が自分である証しを、文章という形で表した時、きっと今まで以上に充実した新しい自分が生まれるでしょう。

文章の達人になるには、自分史を書くことがいちばん!

 文章講座の立場から一言。実は自分史を書くことは、文章上達の一番の近道といっても過言ではないのです。

 文章がうまくなる方法は、スポーツや楽器演奏と同じです。理屈だけで文章がうまくなる人はいません。実戦的な練習を継続して集中的に行うことによって、信じられない効果が生まれるのです。実戦的な文章鍛練法の中で、特に自分史が有利な点は次の4点です。

1.何を書いたら良いかを悩む必要がなく、次々と書くテーマが続いていく。
2.義務感ではなく、自発的に書く文章だから、集中力を発揮できる。
3.数か月にわたって、まとまった文章を書く作業は他にはない。
4.書くことが快感になってくる(好きこそものの上手なれ)。


 自分史の構想から書き方まではこのコーナーで解説していますが、当サイトのそのほかのコーナー(「文章講座1」「文章講座2」の計38講)も、適宜ご活用ください。

  NEXt:なぜ自分史を書くのか? 目的と意義、テーマ

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