文章上達のツボ~わかりやすい文章(HOME) 読みやすい文章と悪文の違いわかりやすい文章/悪文を直す(文章講座1)
 ◎長すぎる主語 ◎意味の重複 ◎ねじれ文 ◎接続詞の用途 ◎句読点の打ち方

文章講座1
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①文の構造 ②読みやすさ ③テーマと準備 ④構成/構想 ⑤書き出し ⑥推敲 ⑦共感/リズム 

わかりやすい文章の基本=悪文を直す
(文章講座1)

 
第1章 文の構造と悪文(重複表現・ねじれ文等)について (主語の省略、悪文の見本、ねじれ文が起こる仕組み…など)
第2章 読みやすい文章のための10の基本
 (接続詞の種類、句読点、段落、文体…など)

内容一覧は下段へ

うまく書こうとすればするほど、わかりづらい文章になる?

 うまい文章が書きたいとは、誰もが思うもの…。では、「うまい文章」とはどんな文章でしょうか? エッセイなら「味のある文章」、小論文や広告コピーなら「説得力のある文章」ということになるのでしょか。

 でも、どちらも大前提として「わかりやすい文章」であることが求められます。わかりやすい文章とは、読みやすい、つまり「1回読んだだけで、内容がしっかりと頭に入る文章」と置き換えてもよいでしょう。

 文章を書き慣れていない初心者の場合は、皮肉なことに、うまく書こうとすればするほどわかりづらい文章になってしまいます。また、かなり書き慣れた方の文章でも、「ここを直せばわかりやすくなるのに…」と思われる箇所がたくさん見つかります。

 一見、達者な文章のように見えても、わかりづらくては読者はよほどの義理がない限り読んではくれません。また、何とか読んでくれたとしても、思想や感動は十分には伝わりません。文章の難解さと、書かれた内容の高さはまったく別物ですわかりやすさこそは文章の命なのです。

わかりやすい文章を書くためには基本が大切

 まずは文章以前の文の成り立ちから始まって、文と文とのつながりをスムーズにする接続詞や指示代名詞の働き、長い文と短い文、長すぎる主語、ねじれ文の起こる理由と直し方、読点の打ち方など、文章の基本となる要素を一つ一つ確認の意味で学んでください。
 
「文章講座1」は、次のように2つの章から成り、合計16のテーマに分かれています。

文章講座1の内容

第1章 文の構造と悪文(重複表現・ねじれ文等)について
 単語、文節、文、文章の違いとは
 主語の省略と偽物の主語(やっかいな日本語)
 修飾語、接続語、独立語とは
 悪文の見本=長すぎる主語、遠すぎる主語と述語
 つい書いてしまう意味の重複|修飾語で気をつけること
 ねじれ文が起こる仕組み|重文・複文にご注意

第2章 読みやすい文章のための10の基本
 文章とは文と文を論理でつないだもの
 接続詞―用途別の種類(順接・逆説・並列・補足・対比・転換)
 接続詞はできるだけ省く/指示代名詞をうまく使う
 長い文がいいか、短い文がいいか?(長所と短所)
 文章を読みやすくする句読点の働き
 読点の打ち方―原則は10パターン
 段落・改行は長すぎず、短すぎず、適切に
 文体(である調・ですます調)は統一するのが原則
 難しい漢字の使用について|背伸びや気取りは禁物
 漢字の当て字、旧表記、仮名との使い分け
ところで、あなたは次の4つの「悪文」を上手く書き直せますか?

下の①~④の文はいわゆる悪文です。その理由と直し方を考えてみてください。
※答えと詳しい解説は「の右」をクリック

①「大きな花柄の箱」 「いまだに未解決である
  修飾語で気をつけること|つい書いてしまう意味の重複

日本人にとって肉食の歴史は浅く、肉を食べると脂肪過多になり、また、砂糖や脂も摂りすぎており、肥満や生活習慣病を引き起こす原因になっています。
  文の種類とねじれ文が起こる仕組み

私は先週の日曜日に高校時代の友人から借りたCDを聞いて素晴らしいと思った。
  文章を読みやすくする句読点の働き

電車が三十分位遅れた為だということは、知っている筈だ。
  難しい漢字の使用について|背伸びや気取りは禁物

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